
再生可能エネルギーの使用
地下水熱を利用した空調システム

- 静岡県が普及に取り組んでいる地下水の冷熱利用システムを共同調査しています。これは、新エネルギーの中で、温度差エネルギーとして定義されている分野であり、一年を通して安定した水温(≒15℃)を得られる富士山周辺の豊富な地下水を利用する取組です。
- この取組以外にも、数年前より、工場の一部空調機に地下水の通水システムを導入し、予冷熱効果として、大幅な動力削減を達成しています。
- 年間CO2削減量 約18,000kg(実績)
ソーラーパネルの設置
- 2012年7月施行の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に参画すべく、当社も騒音等の公害が発生しない太陽光発電事業にて2012年度参入者として設備認定をうけ、2013年11月1日より電力供給を開始しています。
- 固定価格買取制度においては、20年間固定価格にて発電した電力を全量電力会社へ供給するもの。現在、本社工場(2棟)・製品倉庫(2棟)及び社有地に合計で476kW容量を設置しました。
- 年間発電量 約52.6万kWhを発電しています。(実績)

ターゲット:7.2 > 2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。
蒸気コンプレッサーの導入

- 工場内で発生するボイラーの蒸気を使用しています。「ボイラーで発生する蒸気量>実際に抄紙機で使用する蒸気量」であり、余った蒸気は捨てていました。加工機と抄紙機のコンプレッサーに使用しています。(100%賄ってはいません)
- 年間CO2削減量 約34万kg(実績)

ターゲット:7.3 > 2030年までに世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
水資源の効率的な利用
水資源の効率的な利用

- 五條製紙では排水を適切な方法で処理し、排水路に放流しています。

ターゲット:14.1 > 2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。
合法伐採木材の使用
合法伐採木材の使用

- 現在弊社では、違法伐採材は使用しないとともに第3者認証木材、管理木材以外のパルプは調達していません。

ターゲット:15.1 > 2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。
ターゲット:15.2 > 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。
非木材紙の製造
バガス紙の製造・販売

- 非木材紙であるサトウキビの搾りカス(廃棄されるもの)を配合した紙を生産しています。
- バガス紙を使用することは、バガスの混抄率に比例して木材の使用量、延いては森林の減少を抑えられます。(2009年よりバガス紙販売開始)


ターゲット:2.4 > 2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する対応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食糧生産システムを確保し、強靭(レジリエンス)な農業を実践する。
ターゲット:15.2 > 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。